結婚指輪は、夫婦となった二人が永遠の愛を誓った証であり、二人が夫婦である以上、とても大切な意味を持っています。 結婚後常に身につけているという人も多いでしょう。 そこで今回のテーマは「結婚指輪の素材」です。 ふだんのアクセサリーはデザインで選んでいるという人も、結婚指輪に関してはどんなものでできているのか、その素材にも注意してみましょう。
結婚指輪で一番人気の素材は?
それはずばり「プラチナ」です。 プラチナは金と並んで貴金属におけるメインの素材ですが、やはり「結婚指輪といえばプラチナ」というイメージを多くの人がもっていると思います。 シンプルでも上品な白金色の輝きがあり、結婚という神聖でメモリアルなものにふさわしいとされているからです。 実際にジュエリー店で売られている結婚指輪は9割がプラチナ製のものです。 一方で、最近では結婚指輪にファッション性を求める人も多くなっており、ピンクゴールドやホワイトゴールドなど、素材の違うものを選んで個性を表現する人も増えています。
結婚指輪の素材について
アクセサリーの素材には、プラチナやゴールド、シルバーなどさまざまな種類があります。
定番の「プラチナ」
日本では定番のプラチナは、その柔らかさとしなやかさが特徴です。 金に比べると変形しやすく、元に戻しやすいというメリットがあります。 また、硬度が高く傷がつきにくいので、長年愛用するのにはとても適した素材です。 酸やアルカリにも強く、汗をかいたり温泉に入っても変色・変質しません。 熱にも強く、普通の火事くらいでは溶けることなく残っていたなんていう話もあるくらいです。 しかし、プラチナは金の20分の1ほどの年間産出量しかないため希少価値が高く、シンプルなものでもやはり価格は高くなります。
プラチナよりもコストダウン!「パラジウム」と「チタン」
最近のアクセサリーで増えてきているものがパラジウムとチタンです。 パラジウムはプラチナと同じ白金族元素の一つで、柔らかい銀白色の金属で合金として使用されます。 チタンはアルミなどと同じ軽金属で、軽くて錆びないというのが特徴です。 強度もそこそこありますし、価格もプラチナに比べると低く抑えることができますが、一方で擦り減ってしまうというデメリットがあります。 ですが、擦り減ってしまうことを見越して、記念日や結婚して〇年ごとに買い替える、というつもりで選ぶこともできますし、素敵なことではないでしょうか。
女性に人気、おしゃれな「ピンクゴールド」
女性に人気で最近増えてきているのがピンクゴールドです。 ほんのりピンクが入った輝きでゴールドほどの目立つ主張もなく、ガーリーなファッションはもちろん、シンプルなデザインであれば以外にどんなファッションでも似合います。 ですが、ピンクゴールドは金に銅を混ぜて作られたもので、変色がしやすいため、温泉などには外して入るようにする必要があります。
肌になじむ!「イエローゴールド」
イエローゴールドは肌に馴染む色合いですので、ファッションも大きく選ばずにつけられます。 欧米では伝統的なアクセサリーのカラーで、ファッションに敏感な欧米人はイエローゴールドを選ぶ人も多く、主流でもあります。 イエローゴールドは金ですので、変色には強いのですが、純金度が高くなると強度が弱くなってしまいます。 長くつけるものですから、やはり18金以上で質の良い原料でできているものを選ぶようにしましょう。
優しい色合いでアクセサリー人気の高い「ホワイトゴールド」
誤解されている方もいるかもれませんが、ホワイトゴールドとプラチナは別のものです。 プラチナは「Pt」という天然貴金属ですが、ホワイトゴールドはその名の通り「Au(金)」であり、見た目を白くするためにパラジウムや銀などの白い金属を増ぜて作り、ロジウムという金属のメッキ加工を施してあるものです。 ホワイトゴールドは光沢があり、優しい色合いで人気の素材ですが、合金ですので傷がつきやすく剥げやすので、つけっぱなしではなく必要に応じて外したりするなど配慮が必要です。 外してしまうとそれだけ無くしてしまうリスクも高くなりますので気を付けましょう。
まとめ
それぞれの素材の特徴はご理解いただけましたでしょうか。 すべてにおいて完璧な素材というものはないので、個人の好みや予算とは別に、その金属の特徴も知った上で総合的に判断していただきたいと思います。 結婚指輪は他人からも常に見られるものですし、二人の愛を証明する大切なものですから、後悔しないようによく比較して、納得のいくものを選んでくださいね。
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